「年齢肌」この言葉を見ると、「ドモホルンリンクル」さんのCMを思い出してしまうのですが(苦笑)
「年齢肌」という言葉をフィルターかけずに見たときに、
たしかにある・・・と思います。
ということで今日は「年齢肌」メイクアップについて。
メイクアップの方法を習う機会は、一般的に多くはないと思います。
ゆえに、「やり方が変わらない」まま年齢を重ねていくということはよくあることです。
言うまでもなく「年齢肌」は、その年齢だからこその肌
であり、決してシワやしみが多いことを指しているわけではありません。
とはいえ・・・ですよね。
年齢を重ねた肌は、シワやしみが気になるのも事実。
だからこそ、メイクアップを見直さないといけないのです。
と言いつつ、なんとなく「やる気がおきない」のもわかります。
それを私が言っちゃダメかもですが、年々「自分に対する興味」が薄れていくような・・・(笑)でもそれは「健全」なことだと思っています。^^;
あくまで個人的な見解ですが、ひとの成長というのは、「わたし」から「わたしたち」、そして「相手」「世界」へと広がっていくもののように思います。
だから、30歳40歳と大人になるにつれ、興味が「わたし」から「それ以外」になっていくのは、ある意味健全だと思うのです。
もちろん何歳になっても「綺麗でいたい」というのはもちろん正しく良いことだとは思うのですが、わたし個人の正直な感覚としては、「綺麗よりもっと大事なことがある・・・」と思ってしまいます。。。
でも。
そんなわたしでも、やっぱりメイクアップは大事だと思うのです。
なぜなら、自分の姿はそのまま「相手へのメッセージ」となり、コミュニケーションになるものだからです。
若い頃は「こんな感じがいい!」と、それを真似して楽しむメイクでも正解です。
つまり、コミュニケーションとしての外見でたとえ「失敗」しても、それすら経験でオッケー。若い時は「自分が楽しければいいよね!」というゴールでも良いと思うのです。
そこから年齢を重ねていくと、「自分だけが楽しければいいよね」では、自分も幸せではなくなっていくと思います・・・。
やっぱり自分以外の「近しいひと」の笑顔が大事だという、あたりまえのことを、気付けるのも年齢を重ねていく素晴らしさのように思います。
「相手が心地よくなる綺麗」を作る。
〜そんなことを、人生後半の「綺麗作り」の真ん中に置いても良いように思います。
「心地よい」つまり、ひとが見て良い印象になるための最低条件は、
血色感があること、表情があることではないでしょうか。
ということは、そういう「肌」を作らなければなりません。
血色感と表情が見える肌
それを作るためには、まずはベースを薄くするということが絶対条件です。
でも、年齢肌がベースを薄くすると・・・
やっぱりシミが、くすみがめだってしまうわ〜というお声もあります。
だからオススメする方法は、「薄く色を重ねること」
下地で、ある程度「フラットな土台〜毛穴や角質の荒れを綺麗に見せる」を作り、
カラー下地で「ひかりを味方にする〜色ムラやくすみを目立たせない」を作ってから、
ようやく「ファンデーション〜肌色」をのせる。
慣れるまでは面倒かもしれませんが、慣れたら、こういった仕込みなしで「ファンデーションをいきなり塗る」ことの方が抵抗を感じるようになるという方が殆ど。
このやり方だとファンデーションが薄くつくので崩れにくいし、透明感も断然上がります。
でも実はこの方法をやることの一番のギフトは、
「自分の目が変わる」ことです。
先ど書いたように、仕込みなしで作った肌と、きちんと仕込んで作った肌の「違い」を
「目でわかる」ようになることは、『自分が変わること』になります。
なにごとも「自分で気づく」ことができなければ、なにも変わりません。
変わるためには、『気づける自分』でなければなりませんが、ひとの脳は年々「きちんと見ない」性質があります。
実際の視力の低下もありますが、それ以上に、「知ってるつもり」で見ているのに見ていない=認識していないことが、とても多くあります。
年齢を重ねることを素晴らしいと心から思っている私ですが、
老化と退化は違うと考えています。
老化は自然であり悪いことでもありません。
わたしたちは、自然と老化しているからこそ、
退化ではなく「意図的に進化する」ように生きる。
これは、人生100年時代に必要なことだと思います。
まずは、日々の暮らしを大切に。
しっかりと見ること。
そして
毎日の「自分の顔」に意識的に。
〜毎日の「暮らしメイク」
ちょっとだけでも変えていくことはとっても大事なことだと思います。
そんなヒントをお伝えできたらな・・・と最近考えています^^
引き続き、ご機嫌な春を過ごしていきましょう♩