アトリエの前の梅がどんどん咲いて、鳥たちがたくさん遊びに来て・・・
まだ空気は冷たいけれど春の空気感。
春を感じると、明るい色に惹かれます。
メイクアップもだし、装いも。
先日は、久しぶりにピンク色のロングスカートを履きました。
けっこうなピンク色ですが(笑)ロングなのとツヤ感がある素材で、大人でも履けるピンクスカート。
購入したのは、3年くらい前かも・・・ですが、毎年「着方」は変えています。
変えているというよりも、飽き性なので「変えないと着たくない」という方が大きいのですが(苦笑)この「着方を変える」って、大人になったら大事なことだなぁとつくづく思います。
大人になると、「1着を長く着ること」が・・・若いころより多いのではないでしょうか。
トレンドにのっかるよりも、自分自身の「おちつくもの」がなんとなく分かっているのが大人の良さ。
とはいえ、「おちつくもの」ばかり着ていても・・・つまらないですよね。
モノを変えずに、着方を変える。
これで十分、印象は更新できます。
「印象の更新」は、大人スタイリングのキーワードのような気がします。
変わらないね、ということは、実は少しずつ変えていかないと実現しないこと。
大人になると、そのことを痛感することが多いです。
では「どのように着方を変えるのか」ということについてが今日のテーマです。
スタイリングの作り方、
それはお洋服の持つ「色・形・素材」を見てバランスを作るということです。
ひと昔前のスタイリングは、「色・形・素材」を同じベクトルのテーマで揃えることが主流でした。
例えば、「コンサバ」のスタイリングなら、服の掛け合わせは「ツヤを控えめ」に「なめらかな薄い素材」で。すべてを大人しめな印象に揃える。
「ドレッシー」のスタイリングなら、「ツヤ多め」で「厚めの素材」で。すべてを派手な印象に揃える。
「カジュアル」のスタイリングなら、「マットでナチュラルな素材」・・・お高くない素材、かつ「ぶ厚め」で揃えるなどなど。
これらのキーワードはとてもわかりやすいのですが、今は「大人カジュアル」とか「カジュアルなコンサバ」とか、なんだかいろいろなワードが入ってややこしい時代。(苦笑)
要は「自分らしく」いろいろなテイストをミックスすることが大事です。
これがたぶん、わたしたち世代は難しい(笑。20年前は「王道」がありましたが、今は王道みたいなのがあってないようなものです。。。)
素材の「色・形・質感」が持つ印象については、少しお勉強が必要になりますが、
簡単にいうと、スタイリングを作るときに「印象を掛け合わせる」という考え方がヒントになりそうです。
たとえば「ツヤのあるドレッシーな感じのスカート=カチッとした印象」に、「ツヤのあるドレッシーな感じのブラウス=カチッとした印象」を合わせると、完全に「ホテルかなにかでやっている会(披露宴とか?)に参加する感じ」みたいになりますよね。
それを目指しているのであればよいのですが、そうでなければなんとなく「場違いなスタイリング」になってしまいます。
とはいえ、大人には「ツヤ・ドレッシー」な要素は大事です。
やはりカジュアルすぎると品がない感じになってしまったり、単なるご近所スタイルになってしまいがちですから・・・。
「いかにカジュアルダウンさせるか」は、大人のスタイリングテーマです。
カジュアルダウンさせるためには、ツヤを抑えたマットな質感の素材を合わせると成功します。カチッとした印象を、マットな素材は落ち着かせてくれます。
だから、
「ツヤ×ツヤ」ではなく「ツヤ×マット」と掛け合わせる。
綿だったり、まだ寒い時期なら毛のものと合わせても温かみのあるスタイリングができます。
わたし自身は、この「カジュアルダウン」がとても苦手でしたし、もともの顔の作りがコンサバ系なので(顔タイプ診断という診断でも言われました=カジュアルは難しい顔って。笑)
カジュアルダウンができるようにするのは、だいぶ苦労?しました(苦笑。だからこそ、ちゃんと伝えられる自信があります^^;)。
実際カジュアルダウンできるようになったら、より毎日が楽になって楽しくなりました♩
大人だからこそ、着方を変える。
レッスンでは「着方を変える理論」を覚えるだけでなく、実践練習で普段の装いを変えていくので・・・自分自身の変化で「習得具合」も分かるようになっています^^
季節が変わる時は、自分の着方を変える絶好のチャンスです♩
楽しい春を過ごしていきましょう♩