「ベースメイクレシピ」の作り方〜cao作りアトリエの場合。

人の「心」と「形」をデザインする、ヒューマンデザイナー

ケアリストのさとうまちこです。

先日、昔から大好きなセラピスト仲間である友人がcao作りアトリエに来てくれて楽しい時間を過ごしました。

彼女と話していてびっくりしたことのひとつに、

夜、なにも付けずに寝てしまっているとのこと。

「おーい!」と笑ってしまいました。

でもわかる(笑)。わたしは何もつけないと乾燥して痛いくらいだし、そこから新たなトラブルが始まるから、面倒だけど「やらないと大変なことになる」とわかっているからケアに時間をしっかりさくけど、彼女の場合は「ベタつくのが嫌」ということをメインに思うそうで。。。

つまり「スキンケアをする目的」ですよね。それはそれぞれ違います。

自分の「フォーカス」がどこにあるかで、わたしたちの行動は変わっていきます。

わたし自身も、とある美容家さんの「1日のはじまり」を見て、「いやいや。そんなんしないでしょ」って普通に思うこともあります(笑)。でも、その美容家さんにとっては、「目的=それをする価値」があるわけで。

正解不正解ってそれぞれであって、尊重すべきものだと個人的には思っています。

だからわたし自身「お肌にとっての正解」が知っていても、それをそのまま「こうしなきゃだめですよー」という表現は・・・お客様に対してですらしたくないくらいです。

基本的には「それぞれの選択」が大事だと思います。

 

ただ、「肌」を観た時、考えた時、

10年後の「自分の姿」を考えた時。

今のやり方でいいのかどうか・・・

 

自分の思いと向き合って、自分の肌と向き合って、

やり方を見直す時があってもよいと思っています。

cao作りアトリエは、ただケアとメイクアップをするためにあるわけではなくて、

「自分を、人生を、俯瞰してみる時間」を過ごしてもらいたいと思ってやっています。

今はとくに「人生100年時代」と言われるくらいですから、

自分という素材を、長く使っていくために、なにが必要なのかを考える決める時間は大事だと思っています。

 

cao作りでアトリエで行うもののひとつに「メイクレシピ」を作るというものがあります。

phonto - 「ベースメイクレシピ」の作り方〜cao作りアトリエの場合。

特にcao作りアトリエでは「肌作り」に特化しているので、メイクアップの中でも「ベースメイク」をご提案することが多いのですが、

それぞれに肌質となりたい顔に合う「ベースメイク」のベストが作れるレシピを、お客様と一緒に作っていきます。

レシピを作るにあたり、3つのステップを踏みます。

STEP1・本人の肌質(基本の性質・今の悩み・現状)を明確にして、今の肌状態をマッピングします

STEP2・下地を選ぶ〜なりたい肌と現状の肌状態に合わせてオススメの下地をセレクトします

*化粧品販売はしておりません

STEP3・ファンデーションの種類を選ぶ〜なりたい肌と現状の肌、そして下地で作った肌質に合わせて、ファンデーションを選びます。

「なりたい肌」というワードが出てきましたが、ここで思い描く映像はそれぞれに違います。ですから

自分が「なりたい肌」はどんな肌なのか、あるいは「どんな印象の顔」を目指すのかを明確にすることが大事になります。

「なりたい肌感」をざっくり4つに分けると

●ツヤ肌〜若く、元気な印象 ●マット肌〜仕事ができそうな、大人の印象

●ふんわり肌〜ややマットな質感で、女性らしい印象 ●ツヤ張り肌〜大人の女性がドレスを着る時のお肌印象

があります。(肌感といってもピンとこない方には「どんな女性になりたい?」という全体像から質問をはじめます。)

 

今は、あらゆる質感が作れるアイテムが揃っていますが、アイテム選びの際

注意すべき点は「自分の肌質」を見間違えないことです。

多くの方から「どんなファンデーションが良いですか?」と聞かれるのですが、

ファンデーション以前に「今の肌状態」と「下地」で整える方が、肌作りには大事です。

逆に同じファンデーションであっても、スキンケアと下地を変えることで

「肌印象を変える=落ち着きマット肌から活発なツヤ張り肌へ」などができます。

 

わたしの場合は、基本的には「買い足すアイテムを最小限にする」ことを目標にしてアドバイスをします。

なぜなら「買い足す」となると、金銭的にだけでなく心理的にもハードルが高いと感じてしまうように思うのです。。。

「そのときは頑張る」けど、「続かない」のでは、意味がないので

お客様が「継続」できるポイントは押さえたいと思っています。

そのポイントを押さえるのにもうひとつ大事なのことが、冒頭に書いた「お客様それぞれの、スキンケアの目的」を把握することです。

この部分は、ほんとうにひとそれぞれ違うので注意深くヒアリングさせていただいております。

誰であっても「肌は綺麗な方がいい」と思っていると思いますが、

その価値観と、自分がスキンケアを行うという行動がつながっていないことは多々あります。

つまりは「自分の価値観」と「生活のルーティーンにある行動の目的」は違うということです。

それを把握した上で「自分だけの肌作りレシピ」を作ります。

ツヤ肌にしたい40代の乾燥肌の方なら、ツヤにツヤを重ねがちだけど・・・それだとちょっと重くなりすぎて仕上がりがマダムみたいになっちゃうから(笑)

下地は乾燥しないマットにしてファンデとお粉でツヤを出そうとか、

脂が気になる30代の方なら、下地は脂を抑えるマットなものにファンデも脂を抑えるマットなものにするんだけど、仕上げにツヤアップアイテムを使って印象を変えるとか。

つまり、「自分の肌が心地よい」ことを軸に、印象という「外側=肌質」を変えることが重要です。

軸をしっかり作ってからベースメイクをすると、崩れにくくなるというメリットもあります。

人が顔を見たとき、8割が肌です。

今はメイク時代でそれを出せないからこそ、だからこそ

意識してケアして作ってあげることで、マスクを外したときに人を惹きつける、その人の魅力を表す肌ができています。

外に出さない時期だからこそ、ケアと作り方を見直してもらいたいなと思い、毎日のようにお客様の「肌作りレシピ」を書いています^^;。

空気が乾燥する時期ですが、心とお肌は潤して・・・心地よい冬を過ごしていきましょう♪

今日もお読みいただきありがとうございます^^。

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